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CD「虔十公園林」宮澤賢治〈朗誦伴奏〉

¥3,080 税込

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「虔十公園林」は、自然とともにある暮らしの豊かさを伝える作品を集めました。
 みんなから少し軽んじられていたという「虔十」という子どもは、宮澤賢治の分身でもあるようです。賢治の深い願いを、どうぞお聴きくださいませ。
 2021年3月完成、6枚目のアルバムです。

「朗誦伴奏」は、朗読に即興で伴奏をつけてゆく表現方法で、宮澤賢治がチェロを習ったのは、このためだったと伝えられています。

〈作品紹介〉

 1、心象スケッチ 曠原淑女
 2、おきなぐさ
 3、虔十公園林
 4、心象スケッチ 稲作挿話

〈制作のトピック〉

「虔十公園林」のおしまいのほうに、「いまは立派な検事になって」という一節があります。
 家業を継ぐことを嫌い、父親や家族を喜ばせることができずにいた賢治でしたが、この部分を声に出して読むと、「いまは立派な賢治になって」と聞こえます。
 賢治は、言葉の音韻によって、文章に二重の意味を持たせていることがある。
 そのことに気づくきっかけとなった1枚です。

〈演奏・朗読者紹介〉

朗誦 澤口たまみ
 1960年生まれ。宮澤賢治の自然の言葉を読み解くエッセイストで、岩手弁の柔らかなイントネーションで賢治の言葉を声にします。

ベース 石澤由松 
 1949年生まれ。国内外で数多くのアーティストと演奏してきたスタジオミュージシャンで、「8時だよ! 全員集合」ではヒゲダンスを弾いていました。

〈お知らせ〉

◆収録作品がどんなおはなしかは、30編のおはなしを集めて読みやすくダイジェストし、易しい解説を添えた『宮澤賢治おはなし30選 クラムボンはかぷかぷわらったよ』(岩手日報社)をあわせてお読みいただけると幸いです。どうぞ、お近くの書店さんにお問い合せくださいませ。

◆また、澤口たまみのホームページでは、CDにいただいたご感想なども、随時ご紹介しております。
 ▼
https://kenjilovesong.com/

 岩手の自然を写したたくさんの写真や、澤口の日々のエッセイも掲載しておりますので、よろしければお読みくださいませ。

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