CD「水仙月の四日」宮澤賢治〈朗誦伴奏〉
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雪にまつわる作品を集めたアルバムです。
宮澤賢治は、自らのおはなしを「わらすこさえる代わりに書いた」と語ったそうですが、「水仙月の四日」には、賢治の子どもへの思いが託されているようです。
2020年12月完成、5枚目のアルバムです。
「朗誦伴奏」は、朗読に即興で伴奏をつけてゆく表現方法で、宮澤賢治がチェロを習ったのは、このためだったと伝えられています。
〈作品紹介〉
1、くらかけの雪
2、雪渡り その一
3、水仙月の四日
4、日輪と太市
朗読をなさる方に人気の「雪渡り」には、堅雪のうえを渡って遊ぶときに唱える歌が入っており、わらべうたとして採譜された節もあるのですが、澤口は、幼いころから自身で歌っていた節を採用しております。
〈制作のトピック〉
「水仙月の四日」は、雪嵐の特異日を描いたおはなしです。
この日が、何月何日を指すかについては、諸説ありますが、澤口は、伊藤光弥氏のキリスト教における「レント」ではないかという説を採っています。
レントは、「受難節」とも呼ばれ、日曜日を除く復活祭の前の40日間を指します。
特筆すべきは、東日本大震災があの年の「水仙月の三日」だったことです。災害は、いつ起こるとも知れないものですが、「水仙月の四日」というおはなしは、常に備えることを忘れないように……という、賢治からのメッセージのように思います。
〈演奏・朗読者紹介〉
朗誦 澤口たまみ
1960年生まれ。宮澤賢治の自然の言葉を読み解くエッセイストで、岩手弁の柔らかなイントネーションで賢治の言葉を声にします。
ベース 石澤由松
1949年生まれ。国内外で数多くのアーティストと演奏してきたスタジオミュージシャンで、「8時だよ! 全員集合」ではヒゲダンスを弾いていました。
〈お知らせ〉
◆収録作品がどんなおはなしかは、30編のおはなしを集めて読みやすくダイジェストし、易しい解説を添えた『宮澤賢治おはなし30選 クラムボンはかぷかぷわらったよ』(岩手日報社)をあわせてお読みいただけると幸いです。どうぞ、お近くの書店さんにお問い合せくださいませ。
◆また、澤口たまみのホームページでは、CDにいただいたご感想なども、随時ご紹介しております。
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https://kenjilovesong.com/
岩手の自然を写したたくさんの写真や、澤口の日々のエッセイも掲載しておりますので、よろしければお読みくださいませ。
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