1/3

CD「水仙月の四日」宮澤賢治〈朗誦伴奏〉

¥2,750 税込

別途送料がかかります。送料を確認する

 雪にまつわる作品を集めたアルバムです。
宮澤賢治は、自らのおはなしを「わらすこさえる代わりに書いた」と語ったそうですが、「水仙月の四日」には、賢治の子どもへの思いが託されているようです。
 2020年12月完成、5枚目のアルバムです。

「朗誦伴奏」は、朗読に即興で伴奏をつけてゆく表現方法で、宮澤賢治がチェロを習ったのは、このためだったと伝えられています。

〈作品紹介〉
  
 1、くらかけの雪
 2、雪渡り その一
 3、水仙月の四日
 4、日輪と太市

 朗読をなさる方に人気の「雪渡り」には、堅雪のうえを渡って遊ぶときに唱える歌が入っており、わらべうたとして採譜された節もあるのですが、澤口は、幼いころから自身で歌っていた節を採用しております。

〈制作のトピック〉

「水仙月の四日」は、雪嵐の特異日を描いたおはなしです。
 この日が、何月何日を指すかについては、諸説ありますが、澤口は、伊藤光弥氏のキリスト教における「レント」ではないかという説を採っています。
 レントは、「受難節」とも呼ばれ、日曜日を除く復活祭の前の40日間を指します。
 特筆すべきは、東日本大震災があの年の「水仙月の三日」だったことです。災害は、いつ起こるとも知れないものですが、「水仙月の四日」というおはなしは、常に備えることを忘れないように……という、賢治からのメッセージのように思います。

〈演奏・朗読者紹介〉

朗誦 澤口たまみ
1960年生まれ。宮澤賢治の自然の言葉を読み解くエッセイストで、岩手弁の柔らかなイントネーションで賢治の言葉を声にします。

ベース 石澤由松 
1949年生まれ。国内外で数多くのアーティストと演奏してきたスタジオミュージシャンで、「8時だよ! 全員集合」ではヒゲダンスを弾いていました。

〈お知らせ〉

◆収録作品がどんなおはなしかは、30編のおはなしを集めて読みやすくダイジェストし、易しい解説を添えた『宮澤賢治おはなし30選 クラムボンはかぷかぷわらったよ』(岩手日報社)をあわせてお読みいただけると幸いです。どうぞ、お近くの書店さんにお問い合せくださいませ。

◆また、澤口たまみのホームページでは、CDにいただいたご感想なども、随時ご紹介しております。
 ▼
https://kenjilovesong.com/

 岩手の自然を写したたくさんの写真や、澤口の日々のエッセイも掲載しておりますので、よろしければお読みくださいませ。

商品をアプリでお気に入り
  • レビュー

    (4)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥2,750 税込

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      セール中の商品
        その他の商品