CD「セロ弾きのゴーシュ」宮澤賢治〈朗誦伴奏〉
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ジャズにも大いに関心を寄せ、日本初の「ジャズ文学者」とも呼ばれる宮澤賢治ですが、「セロ弾きのゴーシュ」には、賢治がジャズをよく知っていたことを思わせる表現が、散りばめられています。
このアルバムでは、賢治とジャズに注目して伴奏を添えています。
2021年12月完成、こちらで10枚の朗誦伴奏アルバムが完結しました。
「朗誦伴奏」は、朗読に即興で伴奏をつけてゆく表現方法で、宮澤賢治がチェロを習ったのは、このためだったと伝えられています。
〈作品紹介〉
1、セロ弾きのゴーシュ
使用音源 ハンス・プフィツナ―指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団ベートーヴェン交響曲第6番「田園」
〈制作のトピック〉
宮澤賢治がジャズに関心を寄せた理由は、秘められた恋の相手が大畠ヤスさんで、しかも賢治との恋に破れたあと、アメリカはシカゴに渡ってしまうことと、無縁ではありません。
ヤスとジャズは、音韻を同じくします。
さらに、ヤスさんが暮らした1920年代のシカゴでは、ジャズが流行していました。
実際、戯曲「ポランの広場」に引用されている音楽の多くが、シカゴに関連したものであることを、宮澤賢治とジャズに詳しい音楽プロデューサーのささきたかおさんが突きとめておられます。
〈演奏・朗読者紹介〉
朗誦 澤口たまみ
1960年生まれ。宮澤賢治の自然の言葉を読み解くエッセイストで、岩手弁の柔らかなイントネーションで賢治の言葉を声にします。
ベース 石澤由松
1949年生まれ。国内外で数多くのアーティストと演奏してきたスタジオミュージシャンで、「8時だよ! 全員集合」ではヒゲダンスを弾いていました。
〈お知らせ〉
◆収録作品がどんなおはなしかは、30編のおはなしを集めて読みやすくダイジェストし、易しい解説を添えた『宮澤賢治おはなし30選 クラムボンはかぷかぷわらったよ』(岩手日報社)をあわせてお読みいただけると幸いです。どうぞ、お近くの書店さんにお問い合せくださいませ。
◆また、澤口たまみのホームページでは、CDにいただいたご感想なども、随時ご紹介しております。
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https://kenjilovesong.com/
岩手の自然を写したたくさんの写真や、澤口の日々のエッセイも掲載しておりますので、よろしければお読みくださいませ。
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